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発声、ある時突然! [合唱]

今日は、ある合唱団の練習を見学に行きました。今日は発声を鍛えるというめあての練習でした。本当におもしろかったです。

音楽室の中での練習では、十分なボリュームだと思っていました。そのままだったら、教師も子どもたちもそれでいいと思ってしまいます。

でも、場所が変わると違ってきます。

とにかく出すことが大切。ということで、今日は運動場での練習も取り入れていました。とても参考になりました。

喉の声じゃなく、体を使った響きのある声の方が遠くによくとんでくるということがわかりました。

さて、今日は、OBの人も来ていました。今は大学生だそうですが、その方のお話が、とてもおもしろかったです。

その方は、小学生時代、声もあまり出ず、音程もあまりとれなかったそうです。でも、ある時に、突然わかった!!という瞬間があったそうです。
突然、声が大きくなり、発声の仕方がわかった!という瞬間です。
5年生の冬、アンサンブルの練習をしていた時だそうです。その瞬間のことは、今でも覚えているそうです。そしてその時から、音程もとれるようになったそうです。

僕も、合唱団の子どもたちを見てきて、この子、最近うまくなったなあと感じることがあります。

それは、その子によって時期が違います。でも、一人ひとり、蛹が蝶になるように、突然歌声が響くようになることがあるのです。

合唱というのは面白いもので、発声のコツがあるようです。
下半身とお腹をうまく使って息を吹き出し、鼻の奥の空間である鼻腔がひびくようになるのです。そうなると、頭や体のいろんな部分もブルブル振動するようになります。そして響きも大きくなります。決して喉で大きく出しているのではなく、美しく響くようになるのです。

それは、ある時、自転車に乗れるコツが突然わかるのに似ているのかもしれません。
あるいは、祭りの横笛の音が突然出るようになるのに似ているのかもしれません。

今日はOBの方からそんな瞬間のことを教えていただき、本当に、うれしかったです。

それは、今合唱をやっていて、発声の感覚がつかめていない子どもたちにとって、大きな励みになると思ったからです。

響きの感覚がつかめた子どもたちの声は一つに溶け合い、ホール全体に響く魅力のある声になります。

その一番の早道は、そんな声を実際に聞くことだそうです。

合唱は奥が深いです。
その奥深さを感じた一日でした。