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大きくなってこの文章を読むであろう我が子へ [幸せに生きる]

 これは、今からちょうど19年前の今日の出来事について、その当時書いた文章です。よろしければお読み下さい。

子供ができました!
 先生に子供ができました。初めての子供です。今回の通信では、そのことについて、ちょっと書いてみたいと思います。

生まれた日のこと
 あさ、先生の奥さんが、こんなことを言います。
「おなかが痛いんや。」
 しかし、顔を見ると、あまりいたそうでは、ありません。ちょっと顔をしかめている程度です。 「大したことがないな」と思いました。
  だって、赤ちゃんが生まれる時って、テレビなんかでは、「ウ-ン、ウ-ン」って、あせをだらだら流して、とっても苦しそうな感じですから。それに、生まれるのは、まだまだ先の予定です。

  一応、病院に、連れていくことにしました。先生の母親にも、ついていってもらうことにしました。

 お医者さんにみてもらいました。すると、次のような答えが返ってきました。
「今日か、あしたには、生まれますよ。」
 胸がどきどきしました。
 一応、仕事があるので、あとは、母親にまかせて、学校に行くことにしました。
 仕事をしながらも、なんだかとっても、ソワソワします。でも、運動会の練習があって、とても病院に行ける状態ではありません。仕事もたくさん待っています。
               *
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 4時頃のことです。
「先生、電話ですよ」
 受話器をとると・・・・
「さっき生まれたぞ。」
 母親からでした。頭の中が、真っ白になりました。急いで帰りのしたくをして、車に乗りこみました。
 外は、たたきつけるような雨。病院の方向に、いな光が、ひかります。
     ぴかっ
     ゴロゴロゴロ・・・・
 急いで、車を走らせます。いろんなことを考えます。
「おくさんは、ぶじかな・・・」
「弱ってないかな・・・・」
「こどもは、元気な子かな・・・・」
「手も足も、ちゃんとあるかな・・・」
「目や口も、ちゃんとついてるかな・・・」
「もしかして・・・奥さんに何かあったら・・・」
「もしかして・・・こどもに何かあったら・・・」
「もしかして・・・・」
「もしかして・・・・」
 不安で胸が爆発しそうです。気がついたら、80kmも出ていました。
               *
 病院に着くと、走って階段をかけのぼりました。それこそ飛ぶようにです。
 ドアをあけました。奥さんがいました。ちゃんと起きていました。話もできました。とっても元気です。ひとまずホッとしました。
 次は、赤ちゃんです。居場所を聞いて、急いで見にいきました。保育器というガラスの箱の中にいました。体につながれた何本かのコ-ドが、まず最初に目に入りました。
「目はちゃんとあるかな・・・」

 ありました。ちゃんと2つ、ついています。
 手や足も、ちゃんとついていました。口も鼻も耳もあります。指も5本ずつ、ついています。それに、小さいくせに爪まで、ちゃんとついていました。元気そうに、手や足をばたばたさせていました。
 このとき初めて、心の底から、ホッとしました。
              
 とても小さな赤ちゃんでした。体重2230g。たとえは変ですが、ちょうど猫ぐらいの大きさです。男の子です。
 1994年9月22日、午後3時15分に、先生の長男が、生まれました。

おわりに
 先生に子供ができてから、何だか君達が、ちがったふうに見えます。それは、一人一人が、とっても大切な子供達に見えるのです。多分君達が生まれたときも、先生と同じように、お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさん、いろんな人たちが、いろんな思いをしたんだろうな、と思います。
 君達のことを、とっても心配に思った人もいるでしょう。君達のことを、とってもうれしく思った人もいるでしょう。そんな思いをうけて、今、君達が、ここにいるわけです。
 そんな意味で、君達ひとりひとりは、とっても大切な存在に見えるのです。今、君達が、この世にいることがすばらしいことなのです。 

 何だか、わけのわからないことばかり、書いてしまいましたね。しかし、先生に子供ができて、君達のことが前よりも、う-んと素敵に見えるようにりました。

 今日、学校から帰ったら、おうちの人に、自分が生まれたときのことを、聞いてみては、どうでしょう。今まで知らなかったようなお話が、聞けるかも知れませんよ。

4年生のみなさんへ、
そして、大きくなってこの文章を読むであろう我が子へ

 その息子も今は大学生。今日が息子の19回目の誕生日です。


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