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卒業式や6年生を送る会などの行事で一人一人が大きな声を出せるようにするには? [行事への取り組み]

  校内研修会でこのようなテーマでお話しして欲しいと言われ、まとめた資料です。今から卒業式をはじめとして全校規模の行事があると思います。
そんな皆さんのお役に立てばと思い、アップします。

一人一人が大きな声を出せるようにするには?

はじめに
 これから卒業式や6年生を送る会など、一年のまとめとなるような行事がたくさん行なわれていきます。行事には呼びかけの言葉や一人一人の言葉がつきものです。
 子供達の体育館全体に響き渡る声は、大きな感動を生みます。そういう声を出せる様にするには、どうしたらいいでしょうか。

 式直前の総練習の時、いくら「大きな声を出せ!」と言っても、そのときにはすでに遅し。小さな声の子はそのまま。仮にその練習の時に出せたとしても、本番では小さな声に逆戻りってことがよくあります。これは、今までの僕の苦い経験から言えることです。
 では、どうしたらいいのでしょう。

その方法はある!
 実はみんなが大きな声をだす方法があります。かなりの確率で、ほとんどの子が声を出すようになります。その方法とは・・・?

 それは、積み重ねです。

 な~んだと思われるかもしれませんが、これが確実で一番いい方法だと思います。毎日、一人一人が大きな声を出す機会を設けます。そして繰り返すのです。

僕がやってきたのは、次の2点です。

・おはようございます。〇〇連発!
 一人一人が全力で「おはようございます」と順番に立ちながら言う。
・朝の健康観察
 出席順に立ち・・・「はい!元気です!」と大きな声で言う。

 二つとも毎朝やります。
 慣れてくれば、二つとも2分以内で終わります。(テンポ良く行いたいので、タイムを計ります)

大切なこと
 大切なことは、「なぜやるのか」という目的意識をしっかり持たせることです。
 僕の場合は、
・挨拶の大切さ
・朝から声を出すと、やる気が出る(気持ちと行動はつながっていること)
・人前で大きな声でお話しすることができるようになる。(高学年はそれが必要)
 そんな話を、ことあるごとにします。

いい子を伸ばすと・・・
 最初は声が小さい声の子もたくさんいると思います。でも気にしません。
下のようなポイントで継続していきます。

・いい子に注目し、何度もやらせる。

 特にやり始めの時や休み明けの時は、こんなふうにします。
「全力を出せた人?」
 何人かは手をあげます。その子たちにもう一度やってもらいます。そういう子供達は、より大きな声を出してくれます。
 じゃあ、「もう一回」と全員にやってもらいます。すると不思議なことに一回目よりもみんな大きな声を出します。
「さっきより大きな声の人がふえたね。すごい。」とほめます。

 毎日行うので、大きな声を出す子はだんだん増えていきます。そしてある時、大きな声を出す子達が多数派になってきます。すると、クラスは大きな声を出すのが当たり前といった空気になっていきます。(注:学級経営での大切なこと一つに、その空気作りがあると思います。子供たちは空気に敏感です。)

成果を発表する場、行事を大切に
 僕は大きな行事を大切にしています。なぜなら行事とは、今までの積み重ねを発揮する場所だからです。そこでの感動は、大きな声を出すことの大切さを実感させます。そして自分達の成長を確認できます。ぜひとも成功させてあげたいです。
 そのために、大きな行事の前では、その行事での呼びかけや一人一人の言葉を毎日繰り返します。

 僕の場合は、「毎日国語の時間の最初にやる!」と決めていました。どんなに長いものでも3分以内に終わります。定番のメニューにしてしまうと、子供達もどんどん動くようになります。時間もだんだんかからなくなっていきます。
 さらに終わった後「合格何人!」と発表して行きます。日ごとにその数は増えていきます。それもうれしいみたいです。

 毎日の積み重ね。それが子供達の大きな声を作り、無理なく感動的な式を成功させます。その感動は、理屈ではなく、感覚として大きな声の大切さを実感させます。それは子供達に自信と意欲をつけることにつながっていきます。更に、クラス全体の良循環へとつながっていきます。

おわりに
 タマゴの殻は、一点にコツンとひびを入れることでわることができます。
 大きな声は、一点にひびを入れることに似ています。なかなか割れない殻もあります。そのためにコツ(ン)コツ(ン)とした継続です。一点ひびが入ってしまえば、クラスの中で、自分の殻を破り、自分を出しやすくなります。

『イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏は、ある時若い人たちから、成功の秘訣を問われ、「成功のコツは二つある」 と答えて白板にこう書いたそうです。

 「コツコツ」

継続は力なりです。

PS.授業中での発言の声の大きさは応用編です。決まりきったセリフと違って、考えながら話す必要があるからです。ポイントは、これも積み重ねの中で、子供達の中に自信を育てていくことだと思います。

誰かのお役に立てばうれしいです。


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