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夢の一夜!福井ソアーベ児童合唱団定期演奏会!第一部 [合唱]

 昨晩、行ってきました。あの福井ソアーベ児童合唱団定期演奏会!です。
まさに夢の空間でした。今も余韻に浸っています。その余韻に浸りながら、文章を綴っていきたいと思います。
 書き出したら長文になってしまったので、3回に分けて掲載します。

 合唱団員4名を連れて行きました。道中、田舎道が続き不安になりましたが、暗闇の中にぱっと現れた会場を目にすると、感動しました。メリハリのあるソアーベの歌声のような会場の出現でした。
 会場を目の前にして、記念写真をパチリ。

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 会場に着くと、制服に身をつつんだかわいい団員たちがあちこちにいました。
 うれしかったのが、何人もの団員からのこんなあいさつ

「あっ、温泉の先生!!」

  僕はソアーベでは、温泉の先生という名前になっています。
 温泉が大好きな僕。ソアーベの歌声を聞いたときの感想で、こんなことを言いました。
 「温泉につかっているような気分になる歌声でした。」
 これがきっかけでした。

 それにしても、みんな大きくなっていてびっくりしました。なんだか我がことのように、うれしくなりました。
「今日は楽しんでいってくださいね。」
そういう団員たち。とてもうれしかったです。ありがとうございました。

 時間になると、ステージの幕の後ろから「ゆかいに歩けば」の合唱が始まります。
 すこしずつ幕が上がっていき、その上昇とともに僕のボルテージもあがっていきます。
 団員たちの姿が見えると、心がときめきます。ア~今年も来れたなあ、幸せだなあという気分になりました。
 明るく軽やかな歌声。自然で力みのない歌声。聞いていてとても心地よい・・・・そうやはり温泉のような歌声でした。

 そして坪口先生が登場すると、またまた僕のボルテージはあがりました。
さっそうと胸を張って、にこやかに登場する坪口先生、かっこいいです。
そしてそのあとに登場する女先生。あ~、この空間がたまりません。

 いよいよ演奏が始まりました。
第一部は愛唱歌というテーマで以下の曲が演奏されました。
仲よし円舞曲
涙をこえて
ひとりの手
調子のよい鍛冶屋
ひかるこみち
ぶんぶんぶん
手をつなごう
へい!タンブリン
おもちゃのチャチャチャ

 最初に思ったのが、坪口先生の指揮のかっこよさです。右手、左手をいろんなふうに使っています。手首をくるんと回したり、コツンとやったり、閉じたり、持ち上げたり、あおったり。更に、左右に体を向きを変え、様々な動き。
 それはさながら、マジシャンのような、あるいは手際のよい料理人のような動きでした。無駄な動きがありません。

 そんな動きから演奏される「仲よし円舞曲」は、指揮と団員たちが一体となり、様々な変化を見せました。強弱があり、メリハリがすごいです。そして声の伸びを感じました。

 以前坪口先生がこんなことをおっしゃっていたことを思い出しました。
伸ばすところは1mm余分に伸ばすんだぞ。
 それが曲を伸び伸びとさせ、魅力的なものにしていました。

 曲と言うのは料理に似ています。
 おなじ料理でも、料理人の味付けによって、全然違ったものになります。
 石川県には、世界のトップのパティシエ辻口博啓さんという方がいます。この方のつくったケーキは、なんともいえない絶妙な味で、後味もよく、食べて感動があるケーキです。

 坪口先生とソアーベが作り出す歌もそれに似ています。それを一番感じたのが、次の2曲です。

「涙をこえて」「ひとりの手」
 二曲とも教科書に載っているもので、よく知っている曲です。教科書のCDを聞いて、あまりやりたいと魅力を感じるものではありませんでした。
 しかし、坪口先生の指揮から奏でられる子供達の演奏にしびれました。あ~、こんなふうに歌うか!!と予想を裏切る味付け、強弱の世界。さっと切るように終わってしまう部分。ここまで伸ばすか、という部分。しかしそれを軽やかにやってしまう。そんな世界が、小鳥のさえずりに似た、明るく軽やかな声で、繰り広げられます。
 曲の良さを最大限に引き出し、魅力的なものにしていました。
 聞き終わる頃には、あっ、これ子供達に歌わせたい!!と180度の方向転換をしていました。
 考えると二曲ともいい曲です。坪口先生は、その魅力を最大限に引き出しています。味付けで、このように大きく変化してしまうんですね。

 やがて、「山の音楽会」の歌声と手拍子と共に、小さい子供達が出てきました。中には、ヨチヨチ歩きの小さい子もいます。
 ソアーベの真骨頂は、ここからだ!今年は特にそれを強く感じました。
見ているだけでニコニコしている自分がいました。

まず振り付けがかわいい。
「ぶんぶんぶん」では、小さい子供達がハチになって飛びまわります。
「手をつなごう」では、手をつなぎ大きなお池をつくり、その中で子供達がお豆になったり、金魚になったり、お花になったり、
かわいすぎます。
ア~かいていたらきりがありません。

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 ここでは、完全に小さい子供達が主人公でした。それをやさしく歌で包んでいるお兄さんお姉さんの団員たち。さらに大きく包んでいる坪口先生と女先生。会場も一体となってにこやかに見守っています。みんな家族のような温かい空気、あ~~、こんな世界を僕は求めていたんだって、根っ子の部分を確認できました。

 ここで強く感じたことが2点あります。

 一つ目は、小さい子がいるのに、小さい子独特の汚い声が聞こえてこない、ということです。
 小さい子供達なりにお兄ちゃんお姉ちゃんの団員の声を聞き、真似をしてうたっているんだなあって思いました。それも自然に。そんなことが、ソアーベの歌声の継承につながっているんだろうなあ、とも思いました。

 二つ目は、それぞれの魅力を最大限に生かしているということです。
普通の感覚だったら、小さい子が入ってくると、舞台上は雑然とし、しまりのないステージになってしまうって思ってしまいます。
 しかし、ソアーベの場合は逆です。その小さな子供達の雑然さが、かわいさに転嫁しています。一人一人の動きが魅力的で、雑然としているからこそ、笑みが生まれてきます。それは、温かい気持ちでサポートする団員たちの素敵な歌声があるからです。

 第一部では、子供達を自分の意図した方向に変えるのではなく、目の前の歌、子供達の魅力を最大限に引き出していることを強く感じました。それも自然に無理がなくさりげなく軽やかに。
 そこが、ソアーベの居心地の良さと魅力につながっているんだろうなあと思いました。(つづく)


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