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箱根合唱セミナー2011!三日目・真鍋淳一先生講座 [合唱]

  箱根合唱セミナー最終日の最初の講座は、真鍋淳一先生でした。
これがまた、時間を忘れるほど、本当におもしろかったです。

 講座自体がアイデアの宝庫でした。次から次へと出てくるアイデア。その中から、僕にグググッと来たものを書いてみます。

授業に役立つアイデア魔法集 

 まず、どの教科でも役立つだろうなあと思ったことを最初に紹介します。
 これは「授業に役立つアイデア魔法集」と名づけた手帳です。
びっしりと書かれているのは、授業のアイデアです。

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 子どもが変わった瞬間をチェックしておき、それをキーワードでメモしておくのだそうです。
真鍋先生は、既に1500近くみつけ、書き込みをしたそうです。

それが技になります。
これは、自分もやりたいと思いました。
授業で変わった瞬間・受けた瞬間を温かいうちにキーワードでメモする。
自分の力量がつきそうです。

 

3を意識する 

 また先生は、一つのことをするにしても、3つのバリエーションを意識するといいます。
料理でも、和風・洋風・中華とあるように、たとえば歌でも「速い」「中ぐらい」「遅い」。
支援の方法も、3つ。1時間で覚えることも3つ。3つぐらいなら、覚えられそうです。
 それ以上になると、混乱してしまいます。3つを意識することで、すっきりした楽しい授業が実現できそうです。

 先生は、授業が基本だと言います。そんな授業を作る上で、上のような日々の実践はとても大切な事だと思いました。

音楽をがんばっている先生がいると、学校が変わる。自分が変わる。
 こういう意識も、とても大切なことだと思いました。実際、いろんな学校を訪問してみて、歌声のきれいな学級は、すばらしい学級であることが多いです。全校の歌声がすばらしい学校は、すばらしい学校であることが多いです。地道な実践と解放された子供達の心があって、結果としてすばらしい歌声が生まれるのだと思います。


目標となる声を見つける
 「自分がいいなあと思う目標となる声をみつけ、その声に近づけていくこと。」という言葉が心に残りました。こわいのは、子供達が自分の声に近づいてくるということ。ですから、目標となる声を聞かせ、また子供達の中でも良い声を見つけ、それに近づけていく意識が必要だと思いました。
 そんな真鍋先生がいいなあと思うソプラノの声を紹介してくださいました。
 Aled JonesのAve Mariaです。ユーチューブでみつけ、下にアップしました。すばらしいソプラノです。

 

ぞうさんテスト 

 指揮練習で「ぞうさんテスト」というのもおもしろかったです。
指揮では一定のリズムと右手、左手が違う動きを要求されます。それを練習できるすばらしいトレーニングだと思いました。
方法を書きます。

・右手は上下で2拍子
・左手は直角三角形を描く。
・ぞうさんの歌を歌いながら、両手を同時に行う。
・慣れてきたら、右手・左手の動きを逆にしていく。

 文章でうまく伝わるかなあ。
 これは、はまりました。
僕は、指揮の時、右手しか使えません。左手は、たま~にです。わけがわからなくなるからです。このトレーニングは、と~~ってもいいと思いました。
今、時々暇な時にやっています。だんだんとできるようになりました。なんだかうれしいです。
 ちなみに、ぞうさんテストは、一年生で、
2年生になると、「あかとんぼ」で。3年生では「ふるさと」でテストをするそうです。テストに合格すると、指揮をやれるチャンスが生まれます。燃えるだろうなあ。
 また、これも、速い・普通・遅いの三パターンでやると、おもしろいってお話しでした。

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コンクールの話 

 また、コンクールの話も、心に残りました。
 コンクールに出ると、自分の目指す声を作れる。
 たしかにそうです。普段の音楽の授業以上のことができるし、レベルもグーンと上げることができます。

コンクールは戦いの場所。上手に使わないといけない。
 コンクールは確かに戦いの場所なんですね。勝負の世界。今年はそれを特に強く感じました。でも、勝利至上主義になっては教師も子どももつらいです。このコンクールを上手く使わないといけません。では、どう使うか。その答えが以下です。

授業がすべて。それをどうやってクラスにもどすか?
合唱団の子どもたちに、どうやってクラスにもどしたらいいか、問いかける。

 コンクールに振り回されるのではなく、授業をよくするための手段。自分や子供達を伸ばす手段。そしてクラス・学校全体を伸ばす手段としてとらえたいです。今回のセミナーで、コンクールについて、自分の中で、かなり整理ができました。

 コンクールはコンクールなのです。そしてコンクール以上のものでもない。包丁は使い方しだいで、人を生かし楽しませる料理に生かせることもできれば、人を傷つけ苦しめる道具にもなります。コンクールもそうなのかもしれません。

 

その他のメモ 

 書き出すときりがありません。真鍋先生の言葉の中で、心に残ったメモがいくつもあります。どのメモも深いです。最後にそれを載せて終わりにします。

楽しく授業するために貴方は
・焦らない
・怒らない
・諦めない

・まあいいか、と諦めてしまうとそこで、終わってしまう。

・大変な学校で苦労したことは、自分の技となる。

・一度0を作る・・・シーンとした時間をつくる。

・音楽で始まり音楽で終わる

・見えるようにすることが大切。
例:カセット吹き…20、40、60センチ離した場所から息で吹き倒す。

・拍手がわきおこる雰囲気が大切

・いい環境をつくってあげる。音楽室の環境をよくする。
ディズニーランドへよく行く。スタッフを見に行く。
ディズニーランドのような音楽室に。

・自分の分身を作る…生徒を教育実習生と称し、授業をさせる。

・授業をやるまえの準備できまる。
すごい先生の授業を参観する時は、授業をやる前に何をしているかをチェックする。

・最後には支え。
いくら頭声になっても、支えがないと幽霊声になってしまう。
生きたからだをつくる。

 一つの言葉で、一つの記事が書けてしまうほど、密度の濃い講座でした。

 真鍋先生、すごい先生なのに、努力もすごかったです。いや、すごい先生だから、努力もすごいのかもしれません。努力と聞くとつらいイメージがありますが、僕には趣味のようにし、楽しみながらやっている感じがしました。

 また、「一つ一つの実践の積み重ねが大きなものになっているんだ」ということも感じました。まさにイチローのように。

 一流の先生方のお話を聞くたびに、たくさんの努力と工夫に感動します。そのことが、その先生の人柄やエネルギーのような見えない部分を作っているような気がします。

 真鍋淳一先生、大きなやる気をいただきました。ありがとうございました。


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