So-net無料ブログ作成

箱根合唱セミナー2011!二日目・作曲家編 [合唱]

箱根合唱セミナー2日目作曲家編

 今回のめあての中に、作曲家の方々がどんな思いをに曲に込め、楽譜に表しているか?というものがありました。今回のセミナーでは、作曲家の先生方は、曲に様々な思いを込めて作っているんだなあということを感じました。すごくステキな曲を作っておられる3人の作曲家の先生方の講座を受けました。

山崎朋子先生講座

 山崎先生は現場の先生です。子どもたちのことをよく知っています。だからこそ、作曲する際、子どもたちの歌いやすさを考えて曲作りをしていることがわかりました。曲を例に説明します。

「春風の中で」より

 最初はユニゾン(高音も低音も一緒のメロディ)でスタートしています。その方が、子どもたちにとってとっつきやすい。ということで、あえてそうしているそうです。

 また、アルトも主人公になるようにメロディを作っています。どのパートを歌う子も主人公になれるようにです。

 「あるいていく」という歌詞が2回続くところがありますが、2回目は全員で歌うようにしたそうです。その方が自然に盛り上がっていきます。

「大切なもの」より
 息継ぎがしやすいようにメロディや伸ばす部分を考えておられました。
また、前奏も短いので、集会などでやりやすく、現場向きです。

  山崎先生の曲はメロディがきれいで、やさしい気持ちになります。歌詞も心に響きます。
 何よりも、無理がなく、意欲も持てそうで、子どもたちが歌いやすそうです。

 新曲「春風の中で」は今の僕の気持ちと重なり、歌っていると泣きそうになりました。合唱団で歌ってみようと思っています。

(今回出た楽譜とCDです。混声編もあります。)

CD KGO1084 山崎朋子 Original Songs 同声編

CD KGO1084 山崎朋子 Original Songs 同声編

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 教育芸術社
  • 発売日: 2011/07/23
  • メディア: CD

松井孝夫先生講座

熱い思いを秘めた先生でした。
心に残った言葉があります。

歌詞を繰り返し読む。そこから自然なメロディが生まれる。
歌詞とメロディはつながっている

DSC_0058.jpg

 言葉を大切にしてほしいという意味でしょうか。日本語を大切にするというソアーベ児童合唱団の坪口先生と似ているなあと思いました。

すてきな曲をたくさん紹介していただきました。

「これからもずっと」
 昨年9月に亡くなった富岡博志先生に送るために作った歌でした。松井先生の強い哀悼の気持ちが込められた曲でした。自分自身の誰か重ね合わせて歌ってほしいとおっしゃられていました。

「朝」
 作詞家の水内喜久雄先生は、心筋梗塞で倒れました。そんなとき救ってくれたのが、水内先生自身が以前作った歌詞のこんな言葉
「だいじょうぶのことばがいまたしかに聞こえて」
 そんな歌詞に松井先生がすてきなメロディをつけた曲です。

「笑顔を忘れてしまった君に」
 しんどい人を励ます歌です。小学校でも歌えそうです。アップテンポで、本当に元気の出る曲です。振り付けつきです。合唱団で歌いたいと思った曲です。

「虹色の未来」
 震災後、自分自身が前向きになりたいと思い作った曲だそうです。この曲も良い曲でした。ソロの部分あり、混成3部のすてきな曲です。

「マイバラード」
 松井先生の代表作です。
本当にいい曲です。歌っているうちに熱い気持ちになってきました。先生が24歳のときに作り、世に出るきっかけとなった曲だそうです。

 この講座でも良い曲がたくさんあるなあ、と思いました。コンクールに向けて、こんな歌を歌ってみたい。あるいは、コンクールに関係なくても歌ってみたい。そんな曲がいくつもありました。

(「笑顔を忘れてしまった君に」が入ったCDと楽譜です。)



 講演後、松井先生と少しお話しをさせていただきました。

「気持ちを感じる歌ばかりで、とても感動しました。」と感想を言いました。
すると、松井先生、
「私も気持ちが入るタイプなんで、指揮なんかも大きいって言われんるんです。」
その言葉で、ものすごく嬉しくなった僕。
「僕もそうなんです。でも今年のコンクールは気持ちが入りすぎてだめでした。」

 そして、「コンクールと気持ちの関係」についての話しになりました。

 松井先生のお話によると、審査員にもよるが、「コンクールでは、気持ちの
入れすぎはよくない。」ということをおっしゃいました。入れても一ヶ所ぐらい。
 ただし、クラス合唱やコンサートでは、どんどん気持ちを入れたらいいって。

松井先生とお話をして、自分の中ではすごくすっきりしました。

 コンクールは、コンクール。一種の勝負事。だから、コンクールではそういう方法を追求した方がいい。
 でも、そうでない時は子どもたちと気持ちを追求すれば良い。

 ひとつ見えた感じがしました。
わりきって、分けて考えればいいのです。
 でも、「いい音楽を追求すること」は、共通しているはずです。

 松井先生の音楽、気持ちの込められたいい曲が多いです。
 いつかうちの合唱団でも歌ってみたいです。 

橋本祥路先生講座

橋本祥路先生の講座では、逆に作曲家のこだわりを感じました。
特に下の言葉が心に残りました。

記号、強弱記号は作曲家のメッセージ

DSC_0062.jpg

 楽譜の記号はただ書かれているのではなく、作曲家の強いメッセージなのです。だからこそ、大切にしなくてはいけないと心に強く思いました。

 橋本先生は、「歌よありがとう」の作曲家です。その歌を例に、歌唱指導されました。いろんな部分で、こう歌ってほしい、という願いをもっておられました。楽譜に記されているのは、それらの願いの中のほんの一部です。
 このようなことからも、楽譜上の記号は、きちんと守り、歌っていきたいと思いました。

 ちなみに、「歌よありがとう」の作詞は花岡恵となっていますが、橋本祥路先生のペンネームだそうです。

 作曲家のお話を聞くことで、ひとつひとつの曲へ込められた強い思いを感じました。

 僕たちはそんな思いを大切にし、その上に僕たちの思いを乗せ、歌っていきたいと思いました。

ps.松井先生とのお話の中で、こんな言葉も心に残っています。
記号のついてないところが、工夫のしどころ。


nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

箱根合唱セミナー2011!一日目・講座編② [合唱]

 二つ目の講座は尊敬している丸山先生の講座です。
 丸山先生のご指導される合唱団の歌声は、明るく華やかな声で大好きです。
 まず、一番始めにおっしゃったことは、

 歌うための人的環境を整えることを何よりも大切にしている。
ということです。

 どんな声を出しても笑われない環境。たとえ音がはずれようが、まわりがあたたかく見てくれる環境。それを大切にしているというのです。
 これは、昨年度もうかがい、うちの合唱団でも大切にしてきたことです。
実際、本当に大切なことだと感じています。まず、声を出すこと。そこから始まらないといけません。何度言っても良いというくらい根本的なことだと思います。

また、体験談や失敗談、自分の思いを子どもに伝えることをよくしているそうです。
 単に歌の指導だけでなく、それにまつわるいろんなお話をされることは、福井ソアーベ児童合唱団の坪口先生と共通するところがあります。
 そんなことから先生の人間としての暖かみを感じるのでしょうね。

 丸山先生から名指しで指名され、舞台の上でよい見本として歌いました。ドキドキしましたが、とってもうれしかったです。

この日は、低中高学年の発達段階に応じて、どんな指導をしていったらいいのか、実技をまじえて教えていただきました。

全部は書ききれないので、今の僕のアンテナに引っ掛かったことだけを書いてみます。

まず、低学年。

高音を出す方法として、高い声での言葉のキャッチボールをすると良いそうです。たとえば、
マルマルさーん。ハーイ
って高音でやりとりするのです。
これ、4年生ぐらいでもとっても喜びます。
低学年は音域が狭いので、こういうことをお遊びでやったり、高い音域の部分を歌わせるといいそうです。特に「歌えバンバン」がおすすめだそうです。

中学年
友達と心を合わせて歌う体験を大切にしたらいいということでした。
友達とペアで歌い合う。感想を言い合う。そんな体験

時間がないので、続きはこんど更新します。

箱根合唱セミナー、超刺激的です。


nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog