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3人のレンガ職人 [合唱]

合唱団の子供達に向けて書いた文章です。 

  さあ、いよいよ今日から、Nコンに向けての熱い練習が始まります。

 練習に入る前に一つ大切なお話をします。
 
 これから、音程を治したり、強弱をつけたり、表現をつけたりするために、同じ部分を何度も繰り返し練習することがあります。その繰り返しにより、無意識にそれらのことが自然にできるようになるまで練習をします。
 感動的な歌を歌うには、これらのことが無意識に自然にできることが大切なのです。

 大リーグのイチロー選手は、打球が来た時、ボールに合せて無意識にバットがふれるようになるまで、毎日ストレッチやバッティング練習など基本的なトレーニングを何時間もしていると言います。

  合唱も同じです。

 しかしそんな練習は、単純でつらいものです。「あ~またか。」「いつまで続くんだろうって。」

 でも、そんな練習をつらくないって人もいます。いや、そんな練習をもっとやりたいという人もいるのです。どんな人でしょう?その秘密が次のお話しです。

「3人のレンガ職人」

3人のレンガ職人がいました。
旅人が町を通りかかった時、レンガ職人に話しかけました。
一人目のレンガ職人に
「何をやってるんですか?」と聞くと
「みればわかるだろ、レンガを積んでいるんだ」
と答えました。

二人目のレンガ職人に
「何をやってるんですか?」と聞くと
「壁をつくってるんだ。1時間で5ドルももらえるんだぜ」
と答えました。

三人目のレンガ職人に
「何をやってるんですか?」と聞くと
「今つくっている壁は、素敵なお城の一部になるんだ。俺はそんな立派な建物の壁をまかされてつくっているんだ」
と答えたそうです。

 一人目は目の前の仕事をただ何も考えずにやっているだけ。
 二人目は、この仕事がお金になることを考えてやっています。
 三人目は、今やっていることが、すばらしいお城をつくることにつながっていると想像してやっています。

 どの人が一番楽しく仕事をしているか、わかりますね。

 ここで大切になってくるのが、想像力です。

 同じ事をしていても、考えずにやっている人と、やっていることの意味を想像しながらやっている人とでは大きな違いが出てきます。

 合唱練習も同じです。繰り返し練習をただ言われたとおりやるだけじゃ、疲れますよね。
 でも、この練習が大きな感動につながり、たくさんの人に喜んでもらえるんだって想像してやっていると、楽しくなってきます。
 
 こんなふうに、やっていることが何につながっているかってことを想像することで、練習もどんどん楽しくなり、集中したものとなります。
 
 練習をしている時は、ただやらされるだけでなく、どんどんやっていることの意味を想像するようにしてください。そのことが、あなたの心を成長させます。

 そして、それは合唱だけでなく、将来いろんなことに役に立っていくと思います。
 例えば、中学で部活に入った時。あるいは将来会社に入った時。

 さあ、いよいよ夏練開始です。今からの練習は、あなたの歌と心を成長させることにつながっています。みんなで成長していきましょう。

ps.このお話しは、私たちの仕事にも通じる話だと思います。どんなことでもその意味を考え想像することで、価値が違っていきます。このお話しは自分に言い聞かせる意味もあります。


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