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人間、欲が先に出ると・・・ [合唱]

 合唱団の練習では、毎回練習の様子を録音しています。
後で聞いて、子供達の歌声をチェックするためです。
同時に、自分の指導法についてのチェックも兼ねています。

 今日の指導。かなり気合をいれてやりました。
というのは、Nコン県予選の出場校と出場順が決まったからです。

 いよいよコンクールが現実味を帯びてきました。
 今年の僕たちの目標はこうです。

聞く人に感動が伝わる歌を歌うこと。

 単にきれいな歌ではなく、感動を作りたいのです。
 しかし、コンクールとなるとどうしても他校を意識してしまいます。いつも以上に気合が入ります。

 その指導の音声を聞きました。たしかに指導法はいいかもしれません。でも、やり直しや修正ばかりでほめ言葉が超少ない。反省しました。
 こういう点で、指導の様子を録音し聞きなおすことは、自分のことが客観視でき、とても有効です。

 話しはガラリと変わりますが、僕が毎月読んでいる雑誌「教育音楽」7月号に「合唱がうまい先生の指導術」という特集がありました。

教育音楽 小学版 2011年 07月号 [雑誌]

教育音楽 小学版 2011年 07月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 音楽之友社
  • 発売日: 2011/06/18
  • メディア: 雑誌

 録音を聞いた後、読んでみました。すると、横浜市立中沢小学校の松野鎭先生の実践記事の中に、ハッとするような言葉がたくさんありました。

松野先生は、一人一人と視線を交わす。(中略)子供達と視線を交わすことで、「先生は君達のことが好きなんだよ。嫌いじゃないよ」という信号も送れる。

 自分は、こんなふうに子供達を見ていただろうか。ミスばかりさがしていなかったか。温かい視線だったろうか。

「褒め」と「ダメ」のバランスは10対1ぐらいにしています。

 わ~~、まいった。僕の場合、逆でした。
 こんなすごい先生なのに・・・褒めの方がう~んと多い。いや、すごい先生だからこそ、褒めの方が多いんだろうなあ。


 その他にも、合唱指導に参考になるような箇所がたくさんありました。

理論だけで語っても、子供は歌わないですからね。歌い分ける時は、「これからいい例をやるよ」「これからわる異例をやるよ」という表情を大げさにするように意識しています。

 いい例と悪い例を自ら具体的に見せています。これなら、わかりやすい。

・姿勢や視線も大事。「先生にビーム!」って感じでやってみるといい。
・目に力を入れると眉毛が上がる。眉毛が上がると高い声がきれいに出るんだよね。
・呼吸の練習。手をわき腹に当て「今押さえているところに、空気が入るように。」
 その通りのことばかり、でも言葉かけが具体的でいいなあ。

 こんなにすごい方なのに(だから)、その指導の方法は楽しく、温かく、具体的で、たくさんの工夫に満ちています。

 猛反省し、その後、3年と4年生の音楽の出前授業では、ガラリと雰囲気を変えました。
まず、「褒め」と「ダメ」のバランスは10対1ぐらいにすること。指導の方法も具体的に。

 未熟ながらも、自分なりに意識してやってみました。
すると、子供達がのってくること。のってくること。そして僕自身も超楽しい。

 最後には、子供達が周りを取り囲み、握手を求めてくるほど。本当に楽しい音楽の授業になりました。

 人間、欲が先に出ると楽しくありません。
 やはり楽しさが一番です。身を持って体験できた一日でした。

 明日の合唱団の練習では、音声が褒め言葉でいっぱいになるように、意識していきます。


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