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「第78回NHK全国学校音楽コンクール」課題曲講習会を受けてきました [合唱]

 今日は大阪に行きました。「NHK全国学校音楽コンクール」の課題曲講習会を受けるためです。
 6年生の団員希望者7名をつれて行きました。保護者の皆さんには本当に感謝です。

 朝6時すぎに集合。
 既に子供たちが2名と保護者の方が来ていました。
 駅の構内に行ってテンションが上がります。汽車に乗るのが、うれしいみたいです。

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 6時30分のサンダーバード4号に乗り、大阪へ向かいます。
 子供たち、みんな静かにマナーを守っています。中には楽譜を見て勉強している子もいます。感心します。
 
 大阪に着くと大雨。傘をさしてはいたものの、会場へ行くまでにずいぶん濡れました。

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 さて、今日の講師は大西裕子先生。昨年度と同じ先生です。教え方がとても上手く、今日も学ぶところがたくさんありました。

書き出すときりがないので、特に心に残ったことだけを書きます。

最初の出だしの言葉「はな」を明るく
 そのための言葉かけとして、
「一人一人花を咲かせて」
「いい顔で」
「笑顔で」
「はーっと息をはくように」など繰り返していました。
 歌は出だしで決まるといいます。特に今年の課題曲は、出だしがいかに明るく華やかにスタートするかできまるなあと思いました。

●音読と歌
 「音読をさせて歌に入る」ということを頻繁にやられていました。音読と歌とは深い関係があることを再認識しました。
 音読をすることで、イメージがあるかないかがわかります。
 子供達の中でイメージができることで、音読が変わっていきます。
 その声で歌ってみて。と歌わせます。
 すると歌声も変わっていきます。
 音読。まずは言葉ありき!だと思いました。

●動きをつけて指導
 ただ歌わせるのではなく、いろんな場面でそのイメージにあった動きをつけて歌わせていました。例えば、「はずませて」のスタッカートの部分では、自らが弾みます。でもドンドンと弾むのではなく、つま先で音をたてないように弾む。すると、軽やかな「はずませて」という表現になりました。

 フワッと短く終わる部分では、手でフワッとつまむようにして歌ってみたり、など。
 動作をさせることでイメージをつかませることができます。すると歌声も変わります。とても参考になりました。

 大西先生の指導は、いろんな動きを入れながらの指導。動きまわりながらの指導でした。それが、指揮につながっていました。そのつながりがわかり、見ていておもしろかったです。

●子音を大切に
 言葉を大切にするために、子音を大切にすること。「ことり」のkをはっきりさせることで、「小鳥」になります。「はしった」ではhの音を強調することで、躍動感が出ます。

●休符にも意味がある
 「はなの」と「なかま」の間に短い8分休符があります。普通は「はなのなかま」と続ければいい所に、あえて休符が入れてあるのです。これには作曲者の意図があるとのこと。どんな意図があると思いますか。

 これは、その休符を入れることで、「なかま」という言葉を際立たせてほしいという願いを込めているのだそうです。

 「なかま」という言葉は、「ぼくらは仲間」という題名の一部でもあります。この曲のテーマです。この曲の中では大切にしてほしい言葉なのでしょう。

 そう言えば、僕たちも子供たちに大切な話をするとき、一度間を入れる時があります。言葉の間にある休符は、それに近いものかもしれません。

●全体のストーリーが大切
 ただきれいに歌うのではなく、この歌にもストーリーがあるっていうことがおぼろげながらわかりました。そのストーリーをいかに組み立てていくかってことがとても大切だと思いました。
 この「ぼくらは仲間で」では、季節の違い。季節ごとの味わいをだすこと。そして、終盤になるに従って、気持ちの盛り上がり。楽しかったよー。なかまだった。あーーー感動!!
そんな映画をみるような思いをするような曲作りをしていくといいのでしょう。

口では簡単ですが、そのためには、

言葉を大切にすること。
イメージをしっかり持つこと。
楽譜に忠実に積み上げること。
美しいハーモニー。
豊かな声量。
明るい声作り。

 たくさんの要素が必要です。
逆に言えば、それだけやりがいのある素敵な曲です。

 うれしかったことがあります。それは、大西先生のご指導と同じようなことを僕もやっていたってこと。子供達、「先生と同じ事言ってる」って言ってくれました。

 しかし大西先生のすごいところは、そんな指導を難しくなく、子供達にわかりやすい言葉や動作化などでおろしているところ。指導すべきことを、いかに子供達の腑に落ちる形でおろしていくか。それが小学生の合唱団指導者に求められることなんだろうなあって思いました。

 少しずつ積み上げて、指導も工夫し、楽しみながら感動的な曲に仕上げていきたいです。

 今帰りの汽車の中でこれを打っています。子供たち、みんなぐったりと寝ています。朝早かったから、みんなつかれたんだろうなあ。
 僕は興奮しております。

 合唱ってやはりいいものです。

PS.なんと会場の帰りがけ、昨年度「合唱のちから」でお世話になったNHKのディレクターさんが声をかけてくださいました。思わず「オー」と声を出し、握手をしていただきました。
「今度、また出ますね。」って。エヌコンマガジン、次回の放送登場で間違いないようです。むこうから声をかけていただいたこと。とても感激しました。
 すばらしい学びの一日でした。


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AYU

休符!!音は出さない所だけれど最大の音楽表現なのだと教わったことがあります!また、娘の吹奏楽部の練習を見学した時、先生が休符は気を抜く所じゃあない!と言ってらっしゃいました。みんな、それぞれの環境の中で自分たちの音楽をなかまといっしょにつくっているんですね。息を合わせて、言葉を合わせて、気持ちを合わせて、合唱。なかまがいるから楽しい、助け合える、成長できる、音楽。うちの合唱団は夏に2泊3日の合宿をしていますが、3日間、なかまと共に過ごすことで自分を出せるようになっていきます。それが豊かな心、豊かな表現に繋がっているように感じます。音楽を通じて知り合えた、かけがえのないなかまと一緒に活動できることがとてもうれしく、幸せです。
by AYU (2011-05-29 21:46) 

ムッシュ

AYUさん、コメントありがとうございました。
「休符!!音は出さない所だけれど最大の音楽表現なのだ」
これ、すばらしい表現ですね。
勉強になりました。ありがとうございます。
「夏に2泊3日の合宿をしていますが、3日間、なかまと共に過ごすことで自分を出せるようになっていきます。」
これいいですねえ。うちもやりたいなあ。
お互い合唱に関れて幸せですね。
本当に合唱って、すばらしいです。
ありがとうございます。



by ムッシュ (2011-06-01 19:30) 

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